1-1.症状・状態の特徴

温度差が原因の場合は、電源を切っている時にはディスプレイに何も現れず、パソコンを使っていて一定時間使った時に画面の端に出たり、一日の終りにスリープ状態にした時に出ることがあります。
その他にも、寒い部屋を急に温めてパソコンを使った時にも白いモヤが出たことがあります。

1-2.温めて白いモヤを消してみる

まず、温める部分のガラス面を固く絞ったタオルで拭いて、綺麗にしておきます。
温風が出る家庭用ドライヤーを用意して、白いモヤが出ているところから30cm位離し、ドライヤーの温風で温めてみてください。

少し温めて白いモヤが薄くなることが確認できたら、白いモヤが消えるまでゆっくり温めます。少し温めるだけで白いモヤは消えるので、すぐに消えないようであれば中断して他の原因を考えてみてください。
温めて白いモヤが完全に消えたら、前面ガラスの温度が完全に冷えるまで放置します。

2-1.症状・状態の特徴

ユーザーの報告で、Appleに修理に出した診断の結果が「今まで見たことない粒子が付着していた」ケースがあったようです。なにそれ怖いがな…
サポートコミュニティに寄せられている投稿を見てみると、内部パーツの洗浄などで付着している微量な洗剤成分などが高温に温まったiMac内部で結露、蒸発を繰り返してガラス面に浮いてくるのではないか、とのこと。そんなことあるのか。
確証はありませんが、２年位使っていると本体内部が異常に温まったり、内部で結露することは何度も起きていると思うので、なかなか納得できる仮説です。

2-2.前面ガラスを開ける前に

前面ガラスを開けるのってすごく難しいのかと思いきや、なんとマグネットで固定されているだけでした。（ババーン！）てっきり強力接着剤のようなものでべったり付いているのかと思っていたので拍子抜けです。

ということで前面ガラスを開けるために、100均などで売っている吸着フックを使って開けてみましょう。
（１つだけでも問題なく作業できそうですが、心配なので２つ用意して作業して下さい）

2-3.吸着フックの取り付けかた

吸盤を取り付けるガラス面を固く絞ったタオルで拭いて、綺麗にしておきます。
ガラス面を開くときにiMacが反動で倒れてしまわないよう、iMac本体を柔らかいクッションなどの上に寝かして置いてください。

吸着フックは、画面を開くときに持ちやすいように、画面上部の両サイドに１つづつ取り付けます。
空気が入っているときっちり吸い付かないので、吸盤とガラス面の空気を抜いてしっかり固定します。

2-4.前面ガラスの外しかた

両サイドの吸着フックをしっかりと持って、手前にそっと引きます。
マグネットで付いているようなので、僅かな力で簡単にガラス面が外れると思います。
少し引いてみても開かないようであれば、前面ガラスの固定方法がモデルによって異なる可能性があるかもしれません。試したiMacは２年前のモデルなので、開かないようであれば無理をせずにサポートセンター経由で清掃をお願いした方がいいかも。

前面ガラスが開いたら、ガラス面の内側をきれいなクロスでささっと拭いて、前面ガラスを元の位置に戻してください。
リンゴマーク側の前面ガラスを先にはめこみ、本体に全面ガラス重ねるだけでマグネットが吸い寄せてくれるので、ぴったり貼り付けることができます。

iMac前面のガラスは完全密着ではなく、下面に吸気口もあるため、ホコリが多く舞う環境やタバコの煙が内部に侵入して前面ガラスに付着することも考えられます。
そんな環境で使っていると前面ガラスだけでなく、本体の深いところへ良くないもの溜まっていそうなので、サポートコミュニティで同じ症状を検索してみたり、素直にサポートセンター経由で内部を点検してもらった方がいいかもしれません。

今までにも何度か白いモヤが出た時、ドライヤーで温めると大体消えていたのですが、今回はなにかが表面に付いているような状態だったので前面ガラスを開けてみました。
Apple製品ってわりと手軽に修理できない印象だったので、前面ガラスがぱっかーんと簡単に開いた時の衝撃がすごかった。
開けるのはとても簡単ですが、くれぐれも前面ガラスを割ってしまわないよう、ケガにも気をつけて作業してくださいね。